この記事では『映画ドラえもん のび太の宇宙開拓史』の
- 詳しいあらすじ
- 見どころ
- リメイク版とのちがい
などを中心に解説していきます。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
『のび太の宇宙開拓史』とは?
「宇宙を駆けるドラえもんとのび太!夢とロマンをのせ、面白さパワーアップ!」
公開年月日 | 1981年3月14日 |
通算 | 2作目 |
監督 | 西牧秀夫 |
脚本 | 藤子不二雄 |
時間 | 94分 |
動員数 | 360万人(歴代映画ドラえもんシリーズで11位) |
主題歌 | 『心をゆらして』 歌・岩渕まこと 曲・菊池俊輔 歌詞・武田鉄矢 |
リメイク | あり。2009年に『新・のび太の宇宙開拓史』としてリメイクされた。 |
スバリ本作品のテーマは、のび太とゲストキャラの友情。
そこに西部劇をモチーフにしたアクションシーンとSF要素が組み合わさった作風になっています。
ハートフルな宇宙SFアクションといった感じでしょうか。
ドラえもん映画では宇宙を舞台にした作品がたくさん作られてきましたが、本作がその最初の作品となります。
歴代映画ドラえもんシリーズと比較しての特徴は、
- ストーリーのテンポが早く飽きさせない
- ジャイアン・スネ夫・しずかの出番が少ない
- 軸が一本通って安定したストーリー
- 設定が凝っていて、大人も楽しめる
などが挙げられますね。
リメイク版についても記事の後半で解説していますよ。
『のび太の宇宙開拓史』の詳しいあらすじ
1. ロップル達との出会い
コーヤコーヤ星に暮らす宇宙開拓民の少年ロップルと、丸いウサギのような宇宙生物のチャミー。
宇宙船に乗った2人は敵から逃げるため、高速のままワープする。その影響で宇宙船は故障し、超空間で停止してしまう。
のび太はその様子をいやにハッキリした夢の中で見ていた。
一方、中学生に空き地を追い出されたジャイアンとスネ夫。野球ができる場所を失くして困っていたが、のび太に「ドラえもんに野球ができる場所を探してもらえ」と無理な注文をつける。
その頃、ロップル達は宇宙船内でお腹を空かしていた。
我慢できずに倉庫のドアに体当たりして外に出るチャミー。驚くことに、宇宙船の倉庫のドアは、超空間を通じてのび太の部屋の畳と裏表でつながっていた。
ドラえもんとのび太は、逃げるチャミーを捕まえて話を聞く。ロップルのことを知っているのび太に驚くチャミー。
2人はチャミーの案内でロップルと会い、故障した宇宙船をタイムふろしきで修理してあげることに。
無事に宇宙船は動きだし、ロップル達はのび太達に感謝し、4人はそこで別れる。
2. コーヤコーヤ星に降り立つドラ達
ロップルたちが忘れられないドラえもんとのび太。
もう一度会えないものかと宇宙船へ行ってみるが、ロップル達の姿はない。
2人は船外に出て、初めてコーヤコーヤ星に降り立つ。そこ広がっていたのは、ずっと探していた野球ができる広い土地だった。
突然、どこからともなく湧いてきた大津波に襲われる2人。
タケコプターで難を逃れるが、宇宙船が流されて地球に帰れなくなってしまう。
救命いかだで漂流した末に、ロップル達と再会する2人。
ロップルの母や妹のクレムを紹介される。その後、一緒に宇宙船を探すことに。
2人は、ロップルたちからコーヤコーヤ星に移住した理由や、コーヤコーヤ星から採掘されるガルタイト鉱石の秘密、それを狙うガルタイト鉱業の悪行などを聞く。
2人は宇宙船が見つかると、今度は友達を連れてくるとロップル達に約束して、地球に戻る。
後日、2人はジャイアン・スネ夫・しずかと5人でコーヤコーヤ星を訪れる。広い野原で野球をしていると、ガルタイト鉱業の戦艦にボールが当たってしまい、5人は銃撃されてしまう。
自由に野球ができると聞いていたジャイアン達は怒って地球に帰ってしまい、のび太とドラえもんは困惑するのだった。
3. 現れたスーパーマン!
その後、ジャイアンとスネ夫は地球で新しく野球ができる場所を見つけたが、のび太を仲間には入れなかった。
ふたたびロップル達に会いにいくのび太とドラえもん。
畳をめくって宇宙船の外に出ると、そこは自然豊かなコーヤコーヤ星ではなく、大都会のトカイトカイ星だった。
2人は買い物に来ていたロップル達と合流し、4人でコーヤコーヤ星に向かう。
途中、ガルタイト鉱業の戦艦が4人の乗った宇宙船にぶつかってきて、近くの星に緊急不時着することに。
そこでドラえもんたちはガルタイト鉱業のゴスとメスを、コテンパンにやっつけることに成功する。それは、地球との重力差によりコーヤコーヤ近郊の星ではスーパーマンになれるからだった。
ドラえもん達はコーヤコーヤ星の市民達に英雄として迎え入れられるが、ゴスとメスは懲りずにロップルの隣人であるカモランを狙う。
ドラえもん達の再度の活躍でゴスとメスは退散し、ついにガルタイト鉱業は本社から助っ人の用心棒ギラーミンを呼ぶことになる。
ギラーミンとゴス、メスはカバランの息子ブブをさらって、ドラえもん達がどこからコーヤコーヤ星に来ているか白状させる。
そして、入り口になっている宇宙船のドアに爆弾をしかけるのだった。
4. ガルタイト鉱業との最終決戦!
突然、火山が爆発し、ガルタイト鉱業からのアナウンスがコーヤコーヤ星に鳴り響く。それは、地殻変動で数日うちにコーヤコーヤ星は爆発するため、速やかにこの星から出て行けというもの。
実際は火山の爆発は自然なものではなく、ガルタイト鉱業がコア破壊装置を仕掛けたからだった。その嘘に気づいていたロップルはコーヤコーヤ星を守るため、1人で火山へ乗り込むのだった。
チャミーは宇宙船のドアに仕掛けられた爆弾をなんとか外して、のび太たちに助けを求める。
ロップルのピンチを知った2人は絶対に助ける覚悟でコーヤコーヤ星に戻り、一緒にいたしずかはスネ夫とジャイアンの応援を求めて2人を呼びにいく。
ロップルはガルタイト鉱業の基地にたどり着くが、思うように近づくことができず、ピンチにおちいる。
そこにのび太とドラえもんが現れて事なきを得るが、敵の警備体制は厳しくなかなか近づくことができない。
果たして2人はロップルたちを助けてコーヤコーヤ星を守ることができるのか?
ラスト
『ジャイロカプセル』で落石に扮して鉱山の中心にあるコア破壊装置に近づくドラえもんたち。
モニターを見ていたギラーミンは、ジャイロカプセルの存在を見破り、警備艇を急行させる。
ジャイロカプセルは破壊されるが、空気大砲や大型災難訓練機で応戦するドラえもん。
するとついにギラーミンが現れ、ロップルたちに向けて銃の引き金を引く。
ギラーミンの攻撃は外れ、逆にロップルのショックガンがギラーミンの眉間に命中する。
ボーガントはブルトレインで突っ込んでくるが、地球から助けに来たジャイアンたちが撃墜に成功する。
しかしボーガントとゴス、メスは別の宇宙船で逃げ出し、コア破壊装置の爆発まであとわずかに迫っていた。
ドラえもんたちは通りぬけフープで装置を守るドームに入るが、その時点で爆発まで残り20秒。そこでロップルがあることを思いつく。
ドラえもんたちはドームから出て爆発に備えるが、タイムリミットが過ぎても装置は爆発しない。ロップルがタイムふろしきで装置の働きを逆戻りさせたからだった。
ボーガントたちは宇宙パトロール隊に逮捕され、コア破壊装置を使用した罪状でガルタイト鉱業社も取り壊しに。
ドラえもんたち5人は、ロップルに別れを告げる。
時空のねじれで繋がっていた宇宙船のドアと畳は、今にも離れそうになっていた。
クレムは最後にのび太から習ったあやとりを見せる。
のび太は泣きながら最後まで手を振りつづけ、やがてロップルたちの姿は見えなくなってしまうのだった。
『のび太の宇宙開拓史』のネット上の評価は、以下の記事でまとめています。
登場人物
レギュラーメンバー
本作で注目のレギュラーメンバーは、のび太です。
ジャイアン、スネ夫、しずかは、本作では登場頻度が少なめなんですね。その分、のび太とドラえもんの活躍がしっかりフューチャーされた映画といえます。
ゲストキャラクター
ロップル
コーヤコーヤ星に暮らす宇宙開拓史の少年。出身はトカイトカイ星だが、ふるさとがビルで一杯になってしまったため、コーヤコーヤ星を開拓して移住した。温和で聡明な少年だが、開拓民としての情熱や、ガルタイト鉱業への強い反抗心も持ち合わせる。
チャミー
ロップルの相棒的存在。丸っこいウサギのような宇宙生物で色はピンク。語尾に「だわさ」をつけるのが口ぐせ。原作のコミックスではその口ぐせは言わない。
映画ではくりっとした人間の女子のような目をしてかわいく描かれている。でも、よくよく見るとコミックスの方がかわいい。
クレム
ロップルの妹。のび太とドラえもんと仲良くなり、その活躍に感謝し、深く信頼している。
ロップルの両親
母はリメイク版ではライザと名前がつく。父はチャミーいわく、小惑星帯で事故死したことになっているが、ガルタイト鉱業に殺された可能性が高い。
カモラン、ブブ
カモランはロップルの隣に住むコーヤコーヤの住民。
その息子のブブはクレムに恋心を抱いていて、のび太やドラえもんに嫉妬する。
敵キャラクター
ガルタイト鉱業
トカイトカイ星に本社を持つ大企業であり、警察も手を焼く悪徳企業。コーヤコーヤ星がまるまる「ガルタイト」という特別な鉱石でできていることに目をつけ、ロップルたち開拓民を追い出すために悪事を働く。
ボーガント(リメイク版ではバカラ)
ガルタイト鉱業主任。サングラスをかけて口ひげを蓄えているのが特徴。
本社命令によりコーヤコーヤ星を担当する。自分では現場に出向かず、ゴスやメスなど現場の社員に指示をだし、ロップルたちに嫌がらせを続ける。
ゴス(リメイク版ではウーノ)
ガルタイト鉱業社員。何度もロップルたちの前に現れ、嫌がらせをして去っていく。太った見た目が特徴。
メス(リメイク版ではダウト)
ガルタイト鉱業社員。ゴスと行動をともにする。背が高いのが特徴。
ギラーミン
殺し屋。ガルタイト鉱業の用心棒的存在。のび太たちの登場により開拓民の立ち退きが難航したため、ボーガントが本社に応援を頼んだ。原作のコミックスの方が存在感が大きい。
ブルトレイン(宇宙戦艦)
2本の大きな赤い角が生えた、闘牛をモチーフにした宇宙戦艦。ガルタイト鉱業の象徴。冒頭から終盤まで登場するが、原作のコミックスではギラーミンが普段から使用している戦艦として、中盤以降から登場。
登場するひみつ道具
登場するひみつ道具一覧
- タケコプター
- タイムふろしき
- ミニプレーヤー
- ミニ球場
- 救命いかだ
- 食用宇宙服
- 夢たしかめ機
- ひらりマント
- ビッグライト
- スモールライト
- ジャイロカプセル
- 空気大砲
- 大型災難訓練機
- 通り抜けフープ
注目のひみつ道具
『のび太の宇宙開拓史』で注目すべきひみつ道具は、タイムふろしきです。
終盤の重要な局面でこのタイムふろしきが活躍しますよ。前半にも登場しますから、いろいろと展開を予想してみてください。
『のび太の宇宙開拓史』の見どころ
つぎに見どころをピックアップしてお伝えしますね。
畳の下は宇宙船
本作の物語の起点でありポイントは、ロップルの宇宙船内のドアとのび太の部屋の畳が裏表で繋がるところです。
この「畳の下が宇宙船に繋がっている」という設定が、なんとも魅力的で子供心をくすぐられ、一気にその世界観に引き込まれます。
日常のすぐそばに異世界が広がっているギャップがグッとくるんでしょうね。自由に部屋と宇宙船を行き来しているのび太とドラえもんに憧れてしまいます。
コーヤコーヤ星の環境とそこに住む人々・動物達
コーヤコーヤ星には不思議な動物がたくさん住んでいます。
可愛くて、どこか間抜けな風貌の動物達と触れ合うドラえもん達を見ていると、童心にかえったようで心が癒やされます。
また、星の周囲を赤と青の2つの月が回っているとか、赤と青の雪が降って紫の雪が積もるとか、大人でもハッとするようなどこか魅力的な設定に溢れています。
そういう環境やそこに住む人々に思いを馳せて考察するのも面白いですよ。
のび太達とロップル達の友情
のび太とドラえもんはコーヤコーヤ星と地球を往復しながら徐々にチャミーやロップル、クレムらと交流を深めていきます。
地球ではパッとしないのび太にとって、スーパーマンになれるコーヤコーヤ星は心休まる場所。
また、ロップル達にとってのび太とドラえもんは故郷の星を守ってくれるスーパーヒーローのような存在。
物語が進むにつれて互いへの友情を深めていく両者の姿は感動的で、ストレートに心を揺さぶられます。
冴えるのび太の射撃。ガルタイト鉱業との死闘
本作では射撃の天才のび太がその腕前を遺憾なく発揮します。
コーヤコーヤ星ではスーパーマンになれるという設定もあいまって、ガルタイト鉱業の連中をバンバン打ち倒すシーンはスカッとしますよ。
物語が進むに連れてガルタイト鉱業との戦いは激しさを増しますが、ロップル達の未来を背負って戦うのび太とドラえもんに心を打たれます。
コア破壊装置が仕掛けられてからラストまでの展開は目まぐるしく、目が離せません!
主題歌の「心をゆらして」が良い
主題歌、岩渕まことの「心をゆらして」。
名曲ですね。大好きです。エンドロールを見ながらつい一緒に口ずさんでしまいます。
岩渕さんの優しい歌声が繊細な子ども心をうまく表現しているんですよね。映画の世界観にとてもマッチしています。
映画ドラえもんシリーズの主題歌は名曲揃いですが、「心をゆらして」は「少年期」、「天までとどけ」に並ぶしっとり系の代表曲だと思っています。
リメイク版『新・のび太の宇宙開拓史』とは?
続いては、リメイク版の『新・のび太の宇宙開拓史』について解説していきます。
基本情報
公開年月日 | 2009年3月7日 |
通算 | 29作目 |
監督 | 腰繁男 |
脚本 | 真保裕一 |
時間 | 102分 |
動員数 | 230万人(歴代映画ドラえもんシリーズ36位) |
主題歌 | 柴咲コウ「大切にするよ」 |
本作はリメイク版のなかでも比較的評判が良いです。
公開年の日本アカデミー賞で「アニメーション作品賞 優秀賞」を受賞。
ちなみに最優秀賞は『サマーウォーズ』。
ストーリーの基本は同じですが、変更点もあります。
追加ゲストキャラクター
重要なゲストキャラクターが追加されました。
モリーナ
ロップルの幼馴染の女の子。年齢は17歳という設定だが、それよりも歳上に感じられる。父のバーンズ博士を事故で亡くすが、その歳、コーヤコーヤの他の住民が助けてくれなかったことに不信感を抱いている。他の住民とは距離をとって牧場をしながら1人で生活している。
バーンズ博士(モリーナの父)
モリーナが10歳のとき、行方不明に。モリーナも同乗していた移民船が宇宙空間で磁気嵐にあい、修理に船外に出たバーンズは嵐に巻きこまれて消えてしまう。
ドラミ
おなじみドラえもんの妹。本作では中盤と終盤に登場します。
その他キャラの変更点
ほかにも細かな点が変更されています。
- ガルタイト鉱業の戦艦ブルトレインが出てこない。
- ガルタイト鉱業主任がギラーミンより立場が下に変更。
個人的にはブルトレインが出てこないのが残念でした。
あの時代を感じさせる悪そうなデザインが好きだったので、リメイクでも登場させてほしかったですね。
リメイク版は声優が下手?
リメイク版は声優キャストがすべて変更されています。
レギュラーメンバーは水田わさびさんをはじめとする第2期メンバーですね。
ゲスト声優については、ネット上で下手だという声もあるようです。
おもなゲスト声優はこちらですね。
キャラクター | リメイク版声優 |
---|---|
クレム | アヤカ・ウィルソン |
モリーナ(成長後) | 香里奈 |
ダウト | 徳井義実(チュートリアル) |
ウーノ | 福田充徳(チュートリアル) |
個人的には、上の中では徳井さんと福田さんは違和感を感じさせず、上手だなーと感心しました。事前に情報がないと誰が演じているかわからないほど。
クレムとモリーナは下手とまでは思いませんでしたが、どうしてもプロの声優さん達と比べると、違和感を感じてしまいました。
ジブリ映画のように本業の声優を使わない表現もあるので、他ジャンルのタレントさんが声優をするのがマズイわけではないと思います。
あくまで、作品全体で悪目立ちしないような配慮が必要なのかな、と感じました。
オリジナルとリメイクのストーリーの違い
冒頭〜序盤
映画冒頭にモリーナの父、バーンズ博士が行方不明となったシーンが展開。
この時点で、本作においてモリーナと父バーンズの関係性が重要視されているのが伝わってきます。
中盤
トカイトカイ星に行くシーンはカット。というより、トカイトカイ星がロップルたちの故郷という設定そのもが消滅しています。
また、モリーナがコーヤコーヤの住民と距離を取って生活している姿が描かれます。
のび太たちの活躍に対しても、モリーナだけはいまいち冷めた態度をとっています。
終盤〜ラスト
ギラーミンがモリーナに接近します。
ギラーミンは長くバーンズと一緒に仕事をしてきた仲だといい、バーンズの噂をききつけて、モリーナに会いに来たといいます。ただし、これはウソ。
父の事故についての真実を知りたいと思っているモリーナは、ギラーミンの言葉に反応しますが、ギラーミンは噂を教えるのと引き換えにモリーナに条件をつきつけます。
それが、ドラえもんたちがコーヤコーヤ星に来ている方法を教えろ、という内容。
終盤、ガルタイト鉱山にロップルが1人で乗りこむと、モリーナもそこにいます。2人はギラーミンに捕まり、モリーナはギラーミンに騙されたことに気づき深く後悔します。
原作のコミックスで人気だったもののオリジナルで省かれた、のび太VSギラーミンの一騎打ちが描かれています。ただし、ギラーミンは死なずに起き上がり、逃げますが。
コア破壊装置の止め方も変更されています。
ロップル、モリーナ、のび太、ドラえもんの4人で協力して、2本のアームがあるロボットで破壊装置を持って、コーヤコーヤ星からワープするという回避方法になります。
ワープ先で意図せずある惑星に到着し、そこで行きていたバーンズとモリーナが感動の再会。バーンズは7年間で必死に何もにない惑星にロケットをつくり、コーヤコーヤ星に帰る準備を進めていました。
「この星にももう一つの宇宙開拓史があったんだね」
これは2人の再会を見たのび太のセリフです。
最後に
『のび太の宇宙開拓史』は、藤子不二雄先生のストーリーメイキングが光る作品です。
大人も子どもも楽しめるように作られているのは、さすがだなと感じますね。
本作を特におすすめできるのは
- のび太が活躍するシーンを見たい方
- 友情をテーマにした映画を見て感動したい方
- かわいい動物が好きなキッズ
といった感じです。
お子さんと一緒に見るときは、ぜひ解説してあげながら見てくださいね。
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