どうも、ドラえもん映画ナビ管理人のミクジンです。
名作ぞろいのドラえもん映画。
真にネットユーザーに人気のあるドラえもん映画はどの作品なのか、知りたくないですか?
私は知りたいです!ということで
「5つの大手映画レビューサイトの評価を抽出して、全39作品のドラえもん映画をランキング化」
してみました。
(※2020年公開の『のび太の新恐竜』はデータが少ないため、現時点ではランキングから除外させていただきました)
あなたのお気に入りの作品は果たして何位か?
ぜひ、ガチのドラえもん映画人気ランキングに目を通してみてください!
すぐに1位からランキングを見たい方はこちらからジャンプ!
ドラえもん映画とは?
ドラえもん映画について少しだけ説明しておきますね。
大長編シリーズ
ドラえもん映画といえばこの大長編シリーズ。
本記事で製作したランキングも、このこの大長編シリーズを対象としたものです。
2020年10月現在までに40作品が製作されていています。
この大長編シリーズは、大きく分けて4つの種類に分かれます。
作品を観るときに、この4つのいずれに属するかを意識するのが、ドラえもん映画を理解する第一歩といえます。
第一期 藤子・F・不二雄 存命時作品
計18作品。大山のぶ代さんを中心とした第一期声優陣が声を担当。
月刊コロコロコミックに映画原作となる連載が行われ、連載終了後に映画が製作されるというパターンで
F先生が製作にかかわったこの18作品が本当の意味での大長編ドラえもんといえるかもしれません。(ただし、『のび太のパラレル西遊記』のみ、F先生が体調不良のため、原作なしで製作されている)
第一期 藤子・F・不二雄 没後作品
計7作品。F先生亡き後、第二期が始まるまでの7作品が該当します。
月刊コロコロで連載→映画公開というスタイルは踏襲。企画・執筆は藤子プロにより行われ、単行本コミックスも存命時と同じく刊行されています。
監督は7作すべて芝山努監督、脚本は7作すべて岸間信明さんが担当。
第二期 オリジナル作品
計9作品。水田わさびさんを中心とした第二期声優陣になって製作された、オリジナルストーリーの作品です。
第二期に入ってからは、オリジナル・リメイク問わず監督は固定しない方針で製作されています。(ただし、数名の監督が順番で繰り返し引き受けているという状態)
第二期 リメイク作品
計6作品。水田わさびさんを中心とした第二期声優陣になって製作された、第一期のリメイク作品です。比較的人気作からリメイクされている傾向があります。
STAND BY MEシリーズ
山崎貴・八木竜一の共同監督により製作された、3DCGで描かれたドラえもん映画。ドラえもんとののび太との出会い、のび太としずかの恋愛模様が描かれる作品。
ドラえもん50周年記念として、2020年8月7日に『STAND BY ME ドラえもん2』が公開予定だったが、現在延期中。
ドラミちゃん・ドラえもんズシリーズ
劇場公開時に本編とともに併映された作品で、ドラえもんに関係のある作品群。10作目にあたる1989年の『のび太の日本誕生』でドラミちゃんシリーズがはじまって以来、併映作品もドラえもんのスピンオフのような形で、ドラミやドラえもんズが活躍する作品が公開されるようになった。
ドラえもん映画ランキングの算出方法
この企画の趣旨は「ネットユーザーに最も支持されているドラえもん映画のランキングを作る」です。
よって、大手映画レビューサイトの評価を抽出して、そのデータをもとにランキングを制作しました。
データ抽出元
抽出元のレビューサイトは以下の5つです。
簡単に各サイトの説明をしておきますね。
映画.comは、1998年8月にスタートしたカカクコムグループの映画レビューサイトです。レビュー数は少ないですが、しっかりレビューする人が多い印象。
Filmarksは、おそらく日本最大の映画レビューサイト。SNSっぽく楽しめるのが特徴。レビュー数は他のサイトより圧倒的に多いです。若い人がよくレビューしている印象。(思い込み)
Yahoo!映画は、ヤフーの数あるサービスのうちの1つ。今回参考にする5サイトのなかでは2番目にレビュー数が多いです。
Amazon prime videoは、皆さんご存知のアマゾンプライム会員の主要サービスの1つ。
映画レビューサイトではないですが、ドラえもん映画がよく見放題になっていて、レビューが豊富なことからデータ抽出元に決定。どちらかというとライト層の声が得られると想定。
みんなのシネマレビューは、1997年から続く老舗の映画レビューサイト。コアな映画ファンの、愛のある叱責にも似た貴重なレビューが得られます。
採点方式
5点満点です。
5つのサイトの点数を平均したものが点数となります。
(『みんなのシネマレビュー』だけ10点満点で評価する採点方式なので、そこは2分の1して計算しています)
ドラえもん映画人気ランキング 1位〜10位
1位 『のび太と鉄人兵団』
5つの平均点 | |
映画.com | |
Filmarks | |
Yahoo!映画 | |
プライムビデオ | |
みんシネ |
ドラ映画きっての高い作品性!アニメ史に燦然とかがやく大傑作!
堂々の第一位は、『のび太と鉄人兵団』でした!
前々からネット上で人気あるなーと思っていたので、ちょっと予想していましたが。
2位以下が混戦だったのに対して、頭1つ抜けて人気がありましたね。
レビュー数も5サイト合計で1000を超えていて、初期作品のなかでは多かったです。
コアな映画ファンの多いみんなのシネマレビューで最高点数を獲得したことが第一位の要因と感じます。
もはやドラえもん映画というより、80年代のアニメ界きっての名作と位置づけて語るレビュアーさんもいました。
- ゲストキャラ、リルルの複雑で美しい内面とその変化。
- 珍しくガチ戦闘モードのドラえもん!
- のび太の住む町が舞台!
『のび太と鉄人兵団』の作品紹介ページはこちら。
2位 『のび太の魔界大冒険』
5つの平均点 | |
映画.com | |
Filmarks | |
Yahoo!映画 | |
プライムビデオ | |
みんシネ |
怖くて不思議な大冒険!初期のSFミステリー名作!
第二位は、ドラたちが魔界の王と対決する『のび太の魔界大冒険』!
ベスト5にはランクインしているだろうという予想でしたが、第二位でした。
鉄人兵団にはリルルがいて、魔界大冒険には美夜子がいる。
どちらも人気ゲストキャラですが、そう考えると、女性キャラの出来が作品の人気に大きく影響する説はかなり信憑性がありますねー。。。
ちなみに、映画公開時の動員数や興行収入では鉄人兵団より大きく上回っています。
やっぱり公開時の人気とその後の評価は比例しないということがわかりました。
宣伝状況や同時期に公開された映画との兼ね合いもありますからね。
- 人気キャラ美夜子のビジュアルに注目!
- 大胆なナゾ解き要素は本格SF映画も真っ青!
- 海底鬼岩城・パラレル西遊記に並ぶ初期ホラーの名作!
『のび太の魔界大冒険』の作品紹介ページはこちら。
3位 『のび太の海底鬼岩城』
5つの平均点 | |
映画.com | |
Filmarks | |
Yahoo!映画 | |
プライムビデオ | |
みんシネ |
唯一無二のディープな空気!海底を舞台に禍々しい敵とたたかう冒険譚!
第三位はコアなファンが多い『のび太の海底鬼岩城』でした!
これはかなり意外でした!
海底鬼岩城の人気がひそかに高いのは知っていましたが、まさか3位とは。。。
ネット上の評価はリアルというか。。。
日本誕生よりも上ってことですからね。
ちなみに、『のび太の海底鬼岩城』は歴代39作品中、動員数と興行収入ともに最下位です。
数字がふるわないため、芝山監督が次作に失敗したらクビを経営陣に宣告されたというのは有名な話ですよね。
結局、次作の魔界大冒険でヒットを飛ばしてクビは免れたわけです。良かった。。。
それにしても藤子先生はそのあたりをふまえつつ、魔界大冒険を描いたのでしょうか。。。?
どちらにしろ芝山監督がいなければ、このあと続く名作たちが生まれなかったわけですから、良かったですよね。
- 少年の冒険心をくすぐるバミューダトライアングルがらみの設定!
- 名ゲストキャラ、バギーが大活躍!
- 作品全般に漂うおどろおどろしい雰囲気!
『のび太の海底鬼岩城』の作品紹介ページはこちら。
同率3位 『新・のび太の日本誕生』
5つの平均点 | |
映画.com | |
Filmarks | |
Yahoo!映画 | |
プライムビデオ | |
みんシネ |
唯一オリジナルの評価を超えたリメイク作品!ドラ映画の王道を行く人気作がさらに進化!
同率3位は『新・のび太の日本誕生』でした!
これは相当驚きました。。。
オリジナルの日本誕生といえば、興行収入ランキングでいうと、39作品中3位の名作中の名作です。
本ランキングでも必ずベスト3には入ると予想していたのですが。。。入りませんでした。
その代わり、リメイク版の『新・のび太の日本誕生』が入るとは!ちなみにこちらは興行収入ランキングでいうと10位。
ネット上の評価と興行収入ランキングの逆転現象が起きています。
リメイク作がベスト5にランクインするとは正直思っていなかったのですが、予想を覆されました。
上の表題にも書いたように、オリジナルの評価を超えたリメイク作は、本作だけです。
でも、観れば納得。オリジナルのいい部分はできるだけ壊さず、新キャラも出さず、ゲスト声優も出しゃばらず、本当にいいバランスでリメイクされていますよ。
リメイク版を避けてた方は、ぜひ『新・のび太の日本誕生』から観るのをおすすめします!
- オリジナルにかなり忠実なストーリー展開!
- オリジナルで後半少し物足りなかった箇所を中心に的確なリメイク!
- リメイク作のなかでは泣かせようとする演出が控えめで、旧ドラ好きも納得の出来!
『新・のび太の日本誕生』の作品紹介ページはこちら!
⇒のび太の日本誕生とは?全体像、見どころ、リメイク版との違いを解説!
5位 『新・のび太と鉄人兵団』
5つの平均点 | |
映画.com | |
Filmarks | |
Yahoo!映画 | |
プライムビデオ | |
みんシネ |
ネット支持NO.1作品を大胆リメイク!不朽の名作は現代風に作り直されてもやっぱり名作だった!
5位は『新・のび太と鉄人兵団』でした!
これもかなり意外でした。
各サイトのレビューを見ていると好き嫌いが激しく別れていた作品なので、まさかベスト5に入るとは思っていませんでした。高評価をつけた人がそれだけ多かったということでしょう。
リメイクの方向性は結構大胆なタイプ。
オリジナルの雰囲気を大切にする方には少し鬱陶しく感じるシーンも散見されるかもしれません。
ただ、リメイク版のドラえもん映画とはそういうモノだとはじめから頭に入れて観れば、またオリジナルとは違った魅力を発見できますよ。
旧作ファンに向けてというより、しっかり今の子どもたちに焦点を絞って製作されたことがわかります。
新キャラ登場や豊富な挿入歌、設定の改変などでサービス精神を最大限発揮しつつ、オリジナルで表現された精神もしっかり伝えられています。
また、大人にも深く考えさせるような新設定もあり、見ごたえも十分。
とくに、オリジナルにそこまでこだわりがなく、感動系の映画が好きな人ならガチッとハマるかと思います!
- 少し新しいリルル像と新キャラピッポ、そしてその2人にまつわる新設定が織りなす感動ストーリー!
- 主人公のび太の存在感がオリジナルと比較して大幅UP!
- オリジナルより大幅に増えた美しくも激しいバトルシーン!
『新・のび太と鉄人兵団』の作品紹介ページはこちら!
まとめ
今回の自己満企画で、ドラえもん映画がまた好きになりました!
そして、ランキングを作ったことで本当に支持されている作品がわかり、スッキリしました。
上位にランクインできなかった作品も、どれも個性的で魅力のある作品ばかりです。
どれも似ているんですが、どれもくっきり違う魅力があるんですよね。
いやー、ドラえもん映画って本当にいいものですね。
定期的にこのランキングを更新しつつ、ドラえもん映画を日本一のアニメ映画遺産として、次世代にその魅力を伝えていければと考えています!
ここまで読んでいただき、感謝です。
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