『のび太の恐竜』とは?詳しいあらすじと作品解説(ネタバレ注意)

この記事では『映画ドラえもん のび太の恐竜』の

  • 詳しいあらすじ
  • 見どころ
  • リメイク版との比較

などを中心に解説していきます。

ぜひ最後まで読んでくださいね。

『のび太の恐竜』とは?

映画公開時のキャッチコピー

「初めて映画になった日本一の人気者!1億年前へタイムマシンで大冒険!」

 

公開年月日 1980年3月15日
通算 1作目
監督 福富博
脚本 藤子・F・不二雄
松岡清治
動員数 320万人(歴代ドラえもん映画シリーズで20位)
主題歌 『ポケットの中に』
歌・大山のぶ代
曲・菊池俊輔
歌詞・武田鉄矢
リメイク あり。2006年に「のび太の恐竜2006」としてリメイク。

『のび太の恐竜』は記念すべきドラえもん映画シリーズの第1作目。
舞台は1億年前の白亜紀中期。
映画のおもなテーマは、のび太と恐竜のこどもピー助の絆。

一説にはスピルバーグが日本でこの映画を見て影響を受けたという名作です。

リメイク版についてもこの記事の後半で解説していますよ。

『映画ドラえもん のび太の恐竜』のあらすじをネタバレありでお届けします。
あらすじはストーリーの展開を最初から最後まで追えるように、詳しく書いていきますね。

『のび太の恐竜』の詳しいあらすじ

ネタバレ注意!
ここからは詳しくあらすじを書いていきます。ネタバレになるので気にする方はスルーしてくださいね。

1. タマゴの化石を発見

パパのアメリカ土産にティラノザウルスの爪の化石をもらったと自慢するスネ夫。

悔しがるのび太は、「恐竜まるごとの化石を発見する!」とみんなに宣言し、笑われる。

ドラえもんにも相手にされず、一人で恐竜の化石について勉強するのび太。
近所で発掘作業をはじめ、偶然にも球体の化石のようなものを発見する。

タイムふろしきで1億年前の姿にしてみると、それはまさしく恐竜の卵だった。
歓喜したのび太は、四苦八苦しながら卵を温めて、フタバスズキリュウを孵化させることに成功する。

スネ夫達をギャフンといわせたい一心で、のび太はピー助と名付けたフタバスズキリュウを大事に育てていき、そこに親子のような愛情が芽生えていった。

すると、怪しい黒い服の男がのび太の部屋に現れ、その恐竜をゆずってほしい、ともちかけてくる。

ピー助の危険を感じたのび太とドラえもんは、すぐにピー助を連れて1億年前の白亜紀に向かい、涙ながらにピー助を置いて現代にかえってきたのだった。

2. 5人で白亜紀へ

恐竜の化石の件を、スネ夫達にせっつかれるのび太。
自分が恐竜の化石を掘り当てて、育てたことを証明するため、スネ夫達にタイムテレビでピー助の姿を見せようとする。

そこで見たのは、エラスモサウルスの群れにいじめられているピー助の姿だった。
同時に、1億年前の日本に置いてくるべきピー助を、トラブルもあって北米大陸に置いてきてしまったことに気づいたドラえもん。

5人はピー助を助けるために白亜紀に向かう。
ピー助と感動の再会を果たしたのび太にスネ夫達は謝り、のび太は満足する。

ところが、喜びに浸っていた5人とピー助の前に現れたのは、牽制してくるエラスモサウルスの群れだった。

タイムマシンの空間移動装置の故障も重なり、ピー助とともに日本列島まで移動しないと、現代に戻れなくなった5人。

北米大陸から日本まで、長い長いタケコプターの旅が始まる。

3. 恐竜ハンター達との戦い

旅の途中でプテラノドンに襲われた5人。

そこで助けてくれたのは、なんとあの黒い服の男。
男の正体は時空犯罪者で、恐竜の密猟を生業とする恐竜ハンターだった。

男はピー助を渡す代わりに、5人を現代まで連れて帰るという取引を持ちかけてくる。取引に応じて現代に帰りたがるスネ夫とジャイアン。これにのび太としずかは猛反対し、5人はある作戦を実行することにした。

一方、恐竜ハンターは雇い主のドルマンスタインと連絡を取り、5人に対し一緒に実力行使するように提案する。

交渉は決裂し、バギーで逃げる5人を空中から追撃する恐竜ハンターとドルマンスタイン。相手の銃撃を喰らってバギーは横転するが、乗っていたのは5人の形をした粘土細工だった。

5人は粘土細工をおとりにしているあいだに、イカダで川を下って敵の基地に忍び込み、タイムマシンを奪うつもりだったのだ。

ところが、電波を辿って追いかけてきたドルマンスタイン達に銃撃され、イカダは崩れ、スネ夫・ジャイアン・しずかは敵に囚われてしまう。

4. 追い詰められた5人

川に流されたドラえもんとのび太は意識を取り戻し、ピー助とともに、3人を探しにジャングルを歩き回る。
ジャングルの地下には敵の秘密基地があり、2人はそこに誘い込まれる形で潜入する。

一方、恐竜同士を戦わせるための作ったという闘技場に縛りあげられている3人。

闘技場におびき寄せられたのび太とドラえもんは3人に再会し喜ぶが、ドルマンスタイン達は決着をつけるべく闘技場にティラノサウルスを放つ。

絶対絶命の5人の運命はいかに。。。

ラスト

5人に襲いかかろうとするティラノサウルスは、動きを止める。旅の途中で桃太郎印のきび団子を与えて、仲間にしていた個体だったのだ。

同時にタイムパトロールが基地に突入してくる。
形成は一気に逆転し、のび太とドラえもんはティラノサウルスに乗ってドルマンスタイン達を追い詰め、ついに戦いに勝利する。

日本の海でピー助と抱擁し、涙の別れを告げるのび太。
ピー助はフタバスズキリュウの群れに迎え入れられ、ピー助に好意を持つメスとすでに出会っているようだ。

5人はタイムパトロールに送られ、無事に現代に戻ってきて、今回の冒険を終えるのだった。

『のび太の恐竜』のネット上の評価は、以下の記事にまとめています。

⇒【のび太の恐竜】みんなの感想&評価まとめ!


登場人物

レギュラーメンバー

『のび太の恐竜』で注目のレギュラーメンバーは、のび太です。

のび太がストーリーの起点になっていますし、本作のメインテーマものび太とピー助の心の交流ですから、最初から最後まで話の中心にのび太がいますよ

映画第一作目ということもあって、主人公ののび太にしっかりスポットライトを当てたシナリオになったのかもしれませんね。

ゲストキャラクター

ピー助

フタバスズキリュウのこども。のび太がタマゴを孵化させて産まれてきた。性格は温厚で、人になつく珍しい恐竜。のび太のことが大好き。

タイムパトロール

24世紀からやってくる時空警察。ドラえもん映画の準レギュラー的存在。時空犯罪者を追跡、逮捕するのが主な仕事。本作では、黒い服の男を追っている。

敵キャラクター

黒い服の男(恐竜ハンター)

未来から来た時空犯罪者で恐竜密猟者
目出し帽に赤いテンガロンハット姿で激ダサ風貌。そこが魅力。鼻が高く長いので、白人ぽい設定のよう。

部下を従え、タイムマシンで白亜紀にたびたび出没し、恐竜を密猟している。
人になつく珍しい恐竜のピー助に興味を持ち、のび太にピー助を譲ってほしいといいだす。

ドルマンスタイン

24世紀に住む大富豪の男。年齢は不詳だが、多分50代〜60代。
恐竜ハンターに恐竜を密猟させ、高く買取る黒幕的存在。恐竜の剥製を屋敷に大量に並べる。人の血が流れるのを好む悪趣味で変態的な一面を持つ。

『のび太の恐竜』に登場するひみつ道具

登場するひみつ道具一覧

  • 成長促進剤
  • タイムマシン
  • スモールライト
  • ビッグライト
  • 着せ替えカメラとデザイン帳
  • エラ・チューブ
  • 深海クリーム
  • タケコプター
  • キャンピングカプセル
  • 桃太郎印のきび団子
  • 通り抜けフープ
  • ひらりマント

登場するひみつ道具は以上の12個になります。
本作以降、シリーズでおなじみになるキャンピングカプセルは、第一作目から登場していたんですね。

注目のひみつ道具

タイムマシン

ストーリーのカギを握るのがタイムマシンです。

北米大陸にピー助を放してしまったのは、黒い服の男にタイムマシンが銃撃され、空間移動の機能が壊れてしまった影響です。

その後、もう一度5人で白亜紀を訪れたときも、このタイムマシンの故障が原因で、のび太たちは太平洋を横断するはめになります。

桃太郎印のきび団子

桃太郎印のきび団子は、どんな動物でも1粒食べさせたら仲間になってくれるという道具。

ドラえもん映画ではおなじみのひみつ道具ですね。本作でも相当活躍しています。

大きな恐竜でもたった1粒で効果はてきめんです。

この桃太郎印のきび団子で手なづけた恐竜が、大事なところでのび太たちを助けてくれますよ

『のび太の恐竜』の見どころ

本作の見どころをかいつまんでお伝えしますね。

のび太とピー助の絆

この映画の1番の見どころはのび太とピー助の絆です。

普段は、なまけものでやる気のない印象ののび太ですが、この映画ではそんな姿はほとんど見せません。

恐竜に関する熱意を見せ、ピー助が産まれるとドラえもんが感心するほど、一心に愛情をそそぎます。

のび太は動物がからむと、本当に一生懸命で愛情深い姿を見せますね
また、そんなのび太の想いに応えるように、ピー助は健気でかわいらしい姿を見せます。

映画の始まりから感動のラストまで、のび太とピー助の心の交流がこの映画を貫く基礎になっています。

ピー助がかわいい!

ピー助が本当にかわいく描かれていて、それがこの映画の大きな魅力になっています。

のび太とじゃれるシーンや、ボールと戯れるシーンは、小さいお子さんの心に訴えるはずですよ。

また、声もかわいいんですよね。特に、子供の頃やスモールライトで小さくされたときのピー助の声は本当に愛らしいです。

登場する数々の恐竜

恐竜が題材の映画だけあって、8種類の魅力的な恐竜が登場するのもこの映画の魅力ですね。

主役のピー助以外の恐竜もストーリーの重要ポイントにからむかも?

恐竜好きなキッズは興奮すること間違いなしです。

バトルシーンから感動のラストまでの流れ

ドルマンスタイン達から窮地に追いこまれた5人。
そこから意外な展開で形勢逆転し、ついに勝利を収めます。

伏線回収+勝利で見ていてスカッとしますよ。

ラストは涙なしでは見られない、別れのシーンが待っています。

リメイク版『のび太の恐竜2006』とは?

『のび太の恐竜』は2006年に『のび太の恐竜2006』としてリメイクされています。

リメイク版がどのように変わったのか、まとめました。

基本情報

公開年月日 2006年3月4日
通算 26作目
監督 渡辺歩
脚本 渡辺歩、楠葉宏三
動員数 287万人(歴代26位)
主題歌 スキマスイッチ「ボクノート」

まんがドラえもん誕生35周年記念作品。

テレビが第2期(声優キャストをはじめとした大幅リニューアル)になって初めて制作された映画作品。

登場人物の変更点

登場人物に増加や減少はありません。
旧作を見た人がリメイク版を観ても、ストーリーという面で違和感はほぼ感じないと思います。
ですが、ラストや途中の細かいシーンでいろいろと変更が見られます

作画の変更点

作画は大幅に変更されています

作画監督は小西賢一さんが担当。
ジブリで『かぐや姫の物語』を担当された有名なアニメーターです。

はじめ、独特の鉛筆っぽいキャラクタの線をどこかで見た印象だなーと思っていたのが『かぐや姫の物語』の作画監督といわれて納得が行きました。キャラが揺れるような質感も『かぐや姫の物語』と同じものでした。

それまでのドラえもん映画とタッチが大きく変わっているという意味で、これは好き嫌いが分かれるところかなと思います。

声優の変更点

水田わさびさんをはじめとした第2期の声優キャスト陣に変更されています。

ピー助の声は神木隆之介さんが担当。

リメイク版『のび太の恐竜2006』ストーリーの変更点

大幅な変更はないですが、ところどころ変更されています。
一番大きい変更はラストシーンですね。

オリジナルではタイムパトロールに現代の日本まで連れて帰ってもらうのに対して、リメイク版では自分達で日本列島ののび太の机がある位置まで歩いてから、タイムマシンで現代に戻ります。

これはリメイク版の制作陣が最初に変更したいと思った箇所らしいです。

それもあって、わざわざ伏線として恐竜ハンターに取引を持ちかけられたときに、ピー助を渡して送ってもらうか、ピー助を渡さない代わりに歩いて日本列島まで帰るかで、5人の意見が分かれるシーンが追加されています。

ジャイアンが誠実さを見せて俺は歩いてもいいというのに対し、スネ夫がゴネにゴネて最後に折れるという内容ですね。

あとに続く「とりあえずスネ夫がゴネるパターン」はここから始まったんですね。

最後に

『のび太の恐竜』はドラえもん映画の記念碑的作品です。

のび太のピー助への深い愛情と、ピー助の底抜けのかわいさ、レギュラーメンバーとの友情や、敵を倒す爽快なアクション要素を持ちあわせた冒険アニメです。

古いドラえもん映画ファンからも評価が高く、安心して見られる作品ですよ。

特におすすめできる人は

  • 恐竜や動物が好きなお子さん
  • 昔のドラえもん映画に興味があるけどまだ見てない方

あたりですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です